田村義肢製作所は、田村グループの持続的な成長と社会の持続的な発展『サステナビリティの実現』を目指しております。そのための一つとして、小学生の会社見学や中学生の職場体験の実施などの社会貢献活動に取り組んでいます。
サステナビリティの実現へ
小学生の会社見学
近隣の小中学生をはじめとして、地域社会、お取引先様などに対して、会社見学を実施しています。義肢や装具を製作する現場を間近で見ていただき、ものづくりに対する姿勢や環境保全への取り組みをお伝えしています。東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されたため、現在の小学生にも義足や義手を使った選手がスポーツをする姿を目にする機会あり、以前よりも身近に感じていることと思います。テレビでしか見たことがない義肢を実際どのように製作し、どのような構造をしているのか会社で見ることができます。また義肢だけではなく、身体が不自由な人が使う装具やケガをしたときに使用する装具等様々な義肢装具の製作現場を見て、疑問に思ったことを直接質問し、主体的に学んでもらういい機会だと思います。中には、事前にインターネットで調べ勉強してきてくれる子もいました。たくさんの質問をしてくれる小学生の訪問は、私たち社員にとってもいい刺激になっております。
中学生の職場体験
中学生の職場体験を毎年実施し、次世代の育成に役立つ活動を行っています。体験内容はその時によって異なりますが、義肢装具士の仕事について少しでも理解を深められるような体験内容を考えております。弊社では近年様々な機械の導入があり、仕事の効率化、働きがいの向上を目指しております。中学生には昔と今の製作方法の違いにも触れてもらい、働くことを通じてその楽しさや大変さ等の職業観を身につけていただけると思います。中学生にとって就職はまだ先で、具体的に自分たちが働く姿を想像することは難しいかもしれませんが、義肢装具士のような専門職があることを知っていただくいい機会かなと思っています。人のために働きたい、ものづくりの仕事につきたいと思ったときにこの職場体験を思い出してもらえたらうれしいなと思っています。
大学生の実習・インターンシップの受け入れ
義肢装具士養成校の学生を対象として、数週間の実習や数日間のインターンシップの受け入れを行っております。養成校では経験できない現場での製作活動や営業同行を通して就職をする前に学べることがたくさんあると思います。緊張感のある現場での実践で仕事の内容を理解し、自分の適正を見極めるチャンスです。義肢装具士の基本的な業務内容はもちろん、組織やチームでコミュニケーションをとりながら「働くこと」そのものの理解を深めるいい機会にもなります。机上の知識だけでなく、人との関わりの中で何が大切なのか臨床現場で身に着けてほしいと思います。