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義肢装具士からのメッセージ 

新潟市川崎 航介
「この装具がないと生活できない」と言ってもらえたことが大きなやりがいになりました

2022年 義肢装具士として入社

新潟医療福祉大学リハビリテーション学部 義肢装具自立支援学科を卒業後、㈱田村義肢製作所に入社。
「まだまだ知識も経験も足りないので、業務中に生じた疑問をわからないままにせず、先輩方に聞いたり調べたりすることで知識と経験を積み重ねて、より多くの患者様に喜んでいただけるような装具を作っていきたいです」

学校で学んだこと・学生時代

新潟医療福祉大学の義肢装具自立支援学科は国際義肢装具協会の定める世界水準の学習環境が整っています。様々な医療系の学科があるため他学科とも交流があり、一人の患者さんに対して各学科でそれぞれどのようなアプローチができるのかを一緒に考える授業など、在学中に義肢装具だけでなく様々な知識と経験を積むことができます。また、福祉用具についても深く学べるため、障害のある方に多方面からアプローチをすることができる力が身につきます。様々な症例について、どういった装具が最適かをグループでディスカッションした経験は、実際に臨床で働いてからとても役に立っています。また実習として実際の義足のモデルさんに来ていただき、一から義足を作ったことは、仕事のイメージを具体的にすることができたのでとてもいい経験となっています。
患者様とのコミュニケーションが重要な仕事です
患者様とのコミュニケーションが重要な仕事です

この仕事や研究の魅力・やりがい

「義肢装具士」とは、義手や義足、コルセットなどの装具の作製や、患者様への適合を行う仕事です。普段は、新潟県内の病院や整形外科クリニックに伺って患者様の身体の形状をとり、会社で義肢装具を製作し、患者様の身体への適合調整を行なっています。義肢装具は一人一人同じものはなく、新しい患者様ごとに何が最適かを考えなければなりません。難しい症例の方にお会いしたときに、試行錯誤しながら患者様と一緒に最適な装具を考えて、完成したものを喜んでいただけた時はとてもやりがいを感じました。その後、問題ないか伺った際に「これがないと生活できません」と言っていただき、頑張ってよかったと心から思いました。

一人一人の患者様に合わせて調整します
一人一人の患者様に合わせて調整します

義肢装具士として

障害のある方のスポーツ競技会の映像を見たことがきっかけで義肢装具士という職業に興味を持ち、この業界に携わってみたいと感じました。新潟医療福祉大学の義肢装具自立支援学科に在籍していた高校の先輩から、この仕事ではどういったことをするのかを聞き、入学する前からなんとなくのイメージができていたのでスムーズにこの業界について学ぶことができました。義肢装具を作る上では、患者様とコミュニケーションをとり、会話の中から自宅や施設、デイサービスなどでどのように生活しているかをイメージして義肢装具を製作することが重要です。常に患者さんに寄り添って信頼関係を築くことが大切な仕事ですから、コミュニケーション能力と考える力が求められます。まだまだ知識も経験も足りないので、業務中に生じた疑問をわからないままにせず、先輩方に聞いたり、調べたりすることで知識と経験を積み重ねて、より多くの患者様に喜んでいただけるような装具を作っていきたいです
社内は雰囲気も明るく安心して仕事ができます
社内は雰囲気も明るく安心して仕事ができます
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